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投資三年目

2020年1月にかけて市場が急速に回復してきました。しかし、堅調な相場の中でも、徐々に不安材料が大きくなってきます。中国武漢に端を発する、新型コロナの感染拡大です。

 

このパンデミックは中国にとどまらず、2月には欧米に広まり始めます。この頃から欧米の株式市場が落ち込み始めます。そして3月の後半にかけて、世界的に市場が大暴落します。

 

多くの人が大損失をこうむり、私自身も数十万の損失を出しました。大きな衝撃を受けましたが、これはチャンスでもあります。今回はパンデミックによる一時的な株安のはずで、優良な株を安値で買える貴重な機会だからです。

 

もちろん、長期的に市場が回復しない場合もありますし、さらに下落する可能性もあります。しかし私は、すぐに回復するのものと信じました。

投資三年目 あしあと

この機会に金融商品を大量に買いだめしようと思い、投資に関する本を読み漁り、自分の投資を見つめなおしました。

 

過去の実績ばかり気にしていた投資信託でしたが、構成する株や手数料などを基準に評価するようになります。国内外のETFも買うようになりました。個別株も、企業の業績や業務内容を調べ、長期で保有することを前提に買うようになりました。

コロナはなかなか収束しませんでしたが、世界的な金融緩和による資金余りの影響もあってか、2020年9月にかけて株価は元の水準まで急速に回復します。この時期までに投資信託やを大量に買い込んでおいたおかげで、徐々に利益が出始めました。

 

2020年11月からも株価は順調に伸び、12月にはダウ平均が史上最高値を更新します。金融緩和の長期化に加えて、ワクチン開発への期待もあったのでしょう。日本の市場も、米国につられて急速に伸びていきます。

投資三年目 あしあと

欧米ではではワクチン接種の話が本格的になる一方で、日本ではまだまだ話が進みそうにありません。私は海外資産の比率を高めてることにしました。それと同時に、実際にはコロナが収束に向かっていないにもかかわらず、株価が上がり続けることに危険を感じ始めました。

 

2018年に購入した投資信託について改めて分析しなおして、自分には適していないと判断した商品を徐々に売っていきました。特に新興市場の株は、日本以上にワクチン接種まで遠い道のりのはずなのに、異常に値上がりしていました。そうした商品を定期的にこまめに売っていきました。

 

このおかげで実利益が着実に増えてきましたが、実はこの後も株価は伸び続けました。結果的には利益を取り逃すこととなりました。株は難しいですね、、