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2024年保有商品

おおよその方針

基本的にインデックスファンドを積み立て投資

チャンスと思うときがあれば、ピンポイントでETFに投資

いい銘柄があった時に個別株に投資

外貨資金のプール先として外貨MMFを保有


国内株投資信託

TOPIXインデックスファンドと、JPX日経400インデックスファンドから選ぶ

日本株の有名なインデックスと言えば、日経平均、TOPIXそして最近できたJPX400があります。

ここ20年ほどは日経平均が最も調子がいいですが、株価が高い企業の影響が大きいのと、銘柄選定の不透明さがちょっと嫌です。また、今までは日経の構成比率が高い製造業の業績がよく、日経で構成比率が低い銀行やインフラ系の業績が悪かったため。今後はどの業界の業績が良いか判断できなかったので、幅広いTOPIXに投資。また、JPX日経400は2014から算出が始まった新しい指標でまだ信頼性に欠けますが、日経に比べて国際標準に近い選定方法なので、海外投資家からの買いが増えると予想して組み込みます。

○TOPIX連動の投資信託

売買手数料なし、純資産総額50億円以上、分配金再投資型、運用期間5年以上、信託期間無期限で条件設定し、運用管理費用の低い順にソートすると以下のような感じです。(2024年2月時点)

ファンド名 運用管理費用 純資産総額(億円) 運用開始年
eMAXISSlim国内株式(TOPIX) 0.143% 1229.5 2017年
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド 0.143% 729.63 2015年
Smart-i TOPIXインデックス 0.154% 84.01 2017年
iFree TOPIXインデックス 0.154%  134.71  2016年
東京海上セレクション・日本株TOPIX 0.154% 418.18 2001年
たわらノーロード TOPIX 0.187% 98.26 2017年
つみたて日本株式(TOPIX) 0.198% 272.23 2017年

他は、運用管理費用が0.4%以上だったので除外です。それぞれの目論見書を見てみましたが、特に問題はなく、しっかりとTOPIXに連動した運用がされていました。

運用管理費用を低く抑えたいならeMAXISかニッセイ、流動性を重視するなら純資産総額が大きいeMAXIS、運用の信頼性を重視するなら運用期間が長い東京海上といったところでしょうか。私は、運用管理費用と運用期間を重視したいので、ニッセイを積み立てています。

○TOPIX連動のETF

今は購入していません。理由としては、以下です。

・長期投資の場合、リアルタイムで売買する必要がない

・口単位での購入になるのでドルコスト平均法が使えず、分配金も再投資されないため複利効果がない

・最近では信託報酬が十分安い投資信託が多数出ている

・基準価額と市場価格にずれが生じて、インデックスとの乖離が大きくなる場合がある

参考として、TOPIX連動の代表的なETFを以下に示します。

銘柄コード 銘柄名 運用管理費用 最低購入額(万円) 運用開始年
1305 iFTOPIX(年1回決算型) 0.066% 2.7 2001年
1306 NF TOPIX連動型上場投信 0.0968% 2.7 2001年
1308 上場インデックスファンドTOP 0.0748% 0.26 2001年
1348 MAXIS トピックス上場投信 0.066% 2.6 2009年
1473 DIAM ETF トピックス 0.0858% 2.6 2015年
1475 iSコア TOPIX 0.0495% 0.26 2015年
2524 NZAM TOPIX 0.0825% 2.6 2019年
2557 SMDAMトピックス上場投信 0.0814% 2.6 2019年
2625 iFTOPIX(年4回決算型) 0.066% 0.25 2020年

○JPX日経400連動の投資信託

売買手数料なし、純資産総額50億円以上、分配金再投資型、運用期間5年以上、信託期間無期限で条件設定し、運用管理費用の低い順にソートすると以下のような感じです。(2024年2月時点)

ファンド名 運用管理費用 純資産総額(億円) 運用開始年
iFree JPX日経400インデックス 0.2145% 56.86 2016年
<購入・換金手数料なし>ニッセイJPX日経400インデックスファンド 0.2145% 91.93 2015年
SMTJPX日経インデックス400・オープン 0.407% 129.27 2014年
eMAXISJPX日経400インデックス 0.44% 80.14 2014年
野村インデックスファンド・JPX日経400 0.44% 110 2014年

他は、運用管理費用が0.6%以上なので除外です。

JPX日経400は、日経平均やTOPIXと比較して、運用管理費が高めなのがネックです。とはいえ、iFreeとニッセイはかなり低く抑えられています。私は、純資産総額も多く、運用期間も長いニッセイを積み立てています。


国内個別株

ディフェンシブ株の中から選ぶ

双日

フィード・ワン


先進国株投資信託

MSCIコクサイインデックス、S&P500インデックス、全米株式インデックス

全世界の株インデックスとしては、FTSEとMSCI ACWI、そしてMSCI ACWI(除く日本)の三種類があります。FTSEとMSCIの特徴としては以下です。

インデックス 市場カバー率 特徴 銘柄数
FTSE 98% 小型株を含む 約9000
MSCI ACWI 85%  小型株を含まない 約3000

正直、値動きとしてはどちらもほぼ同じです。私は、日本株は別でポートフォリオに組み込みたいので、日本を除くインデックスがあるMCSI ACWIの方を採用しました。

MCSI ACWI(日本を除く)をインデックスとした投資信託のうち、運用管理費用が低いものから表示すると下表です。

ファンド名 運用管理費用 純資産総額(億円) 運用開始年
eMAXISSlim全世界株式(除く日本) 0.05775% 4008 2018
楽天・先進国株式(除く日本)インデックス・ファンド 0.088% 17 2023
eMAXISSlim先進国株式インデックス 0.09889% 6341 2017
たわらノーロード 先進国株式 0.09889% 4686 2015
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.09889% 6374 2013
My SMT グローバル株式インデックス(ノーロード) 0.1023% 95 2017

運用管理費が圧倒的に安く、純資産も運用年数も十分なeMAXISを購入しています。

米国株の有名なインデックスとしては、全米株式インデックス、S&P500、ダウ平均、ナスダック100が挙げられます。

ダウ平均は、構成銘柄が少なくて分散が不十分だと判断して除外、ナスダックはリスクが高いということで除外しました。

S&P500、および全米株式のインデックスファンドを、運用管理費用が低い順で以下に示します。

ファンド名 運用管理費用 純資産総額(億円) 運用開始年
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド 0.05775 16 2023
楽天・S&P500インデックス・ファンド 0.077 729 2023
eMAXIS Slim 全米株式 0.09372 89 2023
はじめてのNISA・米国株式インデックス(S&P500) 0.09372 29 2023
たわらノーロード S&P500 0.09372 106 2023
eMAXISSlim米国株式(S&P500) 0.09372 35278 2018
iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド 0.0938 334 2013
楽天・全米株式インデックス・ファンド 0.162 13114 2017
iFree S&P500インデックス 0.198 1671 2017

以前までは楽天・全米株式を買っていましたが、2023年に楽天・S&P500が出ました。すでに全米株式で運用は信頼できますし、純資産も今の段階で十分集まっているので、変更しました。

加えて米国株のETFについてです。

銘柄コード 銘柄名 運用管理費用 最低購入額(USドル) 運用開始年
IVV iシェアーズ・コア S&P 500 ETF 0.03 495 2000
VOO バンガード・S&P 500 ETF 0.03 453 2010
VTI バンガード・トータル・ストック・マーケットETF 0.03 244 2001
SPLG SPDR ポートフォリオ S&P500 ETF 0.04 58 2005
SPY SPDR S&P 500 ETF 0.09 493 1993

ETFの方が運用管理費用が低く魅力的ですが、たかだか0.03%ほどの違いです。そのメリットより、デメリット(分配金の再投資が自動でできない、ドルコスト平均法が使えない)の方が大きいと判断して、基本は楽天・S&P500を購入しています。ETFを買うとするならば、IVV、VOO、VTIあたりですね。


新興国株投資信託

新興国

新興国のインデックスとしては、ほぼ二つしかありません。FTSEエマージングと、MSCIエマージングです。違いとしては、FTSEは韓国を新興国とみなしていますが、MCSIでは韓国を新興国とみなしていません。組み入れ銘柄の上位5国を見てみましょう。

FTSE 中国、台湾、インド、ブラジル、南アフリカ

MCSI 中国、韓国、台湾、インド、ブラジル

 

韓国は、今後爆発的な経済成長はしない&全世界株式にもわずかながら含まれている、との理由から除外したいと考えました。なので、FTSEエマージングのインデックスファンドから選びます。

FTSEエマージングのインデックスファンドを、運用管理費用が低い順にすると、下表のようになります。

ファンド名 運用管理費用 純資産総額(億円) 運用開始年
SBI・新興国株式インデックス・ファンド 0.176% 247 2017
楽天・新興国株式インデックス・ファンド 0.212% 34 2017
iFree 新興国株式インデックス 0.374% 143 2016

そもそもの選択肢が少ないですね(実はMCSIエマージングの方がファンド数が多い)。特に悩むことなく、SBIを購入しています。


海外個別株

米国のディフェンシブ株

ペプシコ


外貨および海外債券

外貨MMFを外貨資金として

為替を気にせず海外の投資商品を売買するため、一定数のドルは持っておきたい。しかし、ただドルで預金しておくだけではもったいないので、利率の高い(代わりに少しリスクの高い)外貨建てMMFで運用する。当面は安心のドル建てのみを購入する。外貨建てMMFは安全性の高い債券で運用するので、資産としては海外債券としてカウント。

楽天証券で取り扱っている商品としては、GS米ドルファンドと日興USドルMMFのみ。シンプルに、年換算利回りの高いGSドルファンドを購入。

地域

インデックス 概要
全世界 FTSE世界国債 先進国23か国
  JPモルガン・GBI-EM 新興国20か国 現地通貨建て
  JPモルガン・EMBI+ 新興国27か国 ドル建て
米国 ブルームバーグ米国社債 米国の投資適格債
  ブルームバーグ米国ハイイールド社債 米国のハイイールド社債 
日本 BOMURA-BPI総合 日本の公社債

不動産

全世界のREIT

全世界を対象としたインデックスとしては、S&PグローバルREIT、S&P先進国REIT。

米国を対象としたインデックスとしては、S&P米国REITとFTSE NAREIT エクイティREIT。

日本を対象としたインデックスとしては、東証REIT。

利益を出すよりも、不動産の勉強&興味を持つために、S&PグローバルREITインデックスに連動する商品を購入。日本の不動産は別の手段で購入する可能性があるので、日本を除くから選ぶ。

地域

インデックス 概要
全世界 S&PグローバルREIT 先進国と新興国
  S&P先進国REIT 先進国のみ
米国 S&P米国REIT S&Pダウジョーンズ社(米)
  FTSE NAREIT エクイティREIT FTSEグループ(英)
日本 東証REIT 東証に上場している全REITの時価総額加重平均

参考として、S&PグローバルREITおよびS&P先進国REITを、運用管理費用の低い順に下表に示します。

ファンド名 運用管理費用 純資産総額(億円) 運用開始年
eMAXISSlim先進国リートインデックス 0.22% 261 2019
Smart-i 先進国リートインデックス 0.22% 49 2017
NZAM・ベータ 先進国REIT 0.275% 6 2023
たわらノーロード 先進国リート 0.297% 285 2015
<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド 0.297% 130 2013

正直、S&P先進国の方が、ファンドの数も多いですし、運用管理費も低い傾向にあります。上の表でも、上四つはS&P先進国、一番下だけがS&Pグローバルです。それでも私はグローバルにこだわりたいので、ニッセイを購入しています。


その他

仮想通貨

仮想通貨の元祖であり、時価総額圧倒的1位のビットコイン。

ビットコインとは異なる独自のブロックチェーンを使っていて、プラットフォームを目指すという仮想通貨以外の拡張性も期待できるイーサリアム。

ブロックチェーンを使わない中で、時価総額が最も大きいリップル。

定番のビットコイン

イーサリアム、リップル、イーサリアムクラシック